当店では洗車をメンテナンスの一環として¥3,300で承っております。

直ぐに作業に取り掛かれる場合、所要時間は40分~1時間ほどになります。申し訳ございませんが既に作業中など、お待ちいただくこともございます。

汚れの具合によって時間が変動しますのでお時間に余裕をもってご来店ください。また、強固にこびり付いた汚れなど、洗車で落としきれない場合もございますので、予めご了承ください。

車体の汚れというのは、車体の安全や寿命を大きく損ねてしまう沢山のデメリットをもたらしていまいます。

汚れの蓄積やオイル切れが長期に渡ってしまうと

  • 汚れの蓄積によるチェーン、ギア等の摩耗の加速
  • オイル切れによる駆動系の音鳴り、摩耗の加速
  • こびりつきによる、塗装の劣化(艶がなくなる、汚れが落ちなくなる等)
  • ブレーキの音鳴り(ディスクブレーキはパッド交換の場合も)
  • 汚れにより、シフトレバーなど各部の動きが重くなる

等々、汚れの蓄積によってよくある症状をご紹介しましたが、自転車にとって汚れは天敵です…!

自転車屋がどんな洗車をするのかお見せしますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

洗車の流れ

当店ではメカニック用の洗車道具を揃えております。洗車に適したバイクスタンドにバイククリーニングブラシセット、チェーンクリーナー、品質の良いケミカル類、洗車後の水分を吹き飛ばすエアブロワー…。オーナー様が普段キレイにしづらい部分までしっかりキレイにする洗車を行うには、道具や設備も欠かせません。

ということで、久しく乗りっぱなしだった愛車のエモンダを洗車することにしました!

まずはライトやサイクルコンピューターといったパーツ類の配置を写真に撮り、位置を記録した後に外します。全部外して撮影してしまったので、サイコンやライトはついていませんが、ハンドルにブラケットで装着されている場合は、元に戻せるよう撮影しておきます。

お守りはオーナー様が気に入った場所につけることが多い…はず。
お守りはオーナー様が気に入った場所につけることが多い…はず。
自分はサドル下にも付けてます!こういったところも見逃さず撮影、洗車後に元に戻します。
自分はサドル下にも付けてます!こういったところも見逃さず撮影、洗車後に元に戻します。

アクセサリー類を外したらメカニックスタンドにバイクを固定し、両輪を外してチェーンキーパーを装着して洗車の準備は完了です!!

まずは前輪を外してスタンドに固定。
まずは前輪を外してスタンドに固定。
リアホイールを外す時、チェーンカードを装着してチェーンやローターによる傷を防ぎます。
リアホイールを外す時、チェーンカードを装着してチェーンやローターによる傷を防ぎます。

いやー、雨上がりに乗った時もあり、お恥ずかしながらかなり汚れております。ダウンチューブ裏、BB周り、ドライブトレイン周りも画像の通り、しっかりと汚れてしまってますね…。

BB周りは砂だらけ。
BB周りは砂だらけ。
ダウンチューブ裏も汚れがびっしり…。
ダウンチューブ裏も汚れがびっしり…。
リアディレイラーには花びらが挟まっております…。
リアディレイラーには花びらが挟まっております…。

汚れ具合が確認できたところで、さっそく洗っていきましょう!最も汚れやすく、汚れが頑固でキレイになりづらいドライブトレイン周りから洗っていきます!ディグリーザーと呼ばれる、ドライブトレイン周りの頑固な汚れをキレイにする強い溶剤を使用します。

チェーン周りは先ほどのディグリーザーをメカニック用のチェーンクリーナーに入れて使用します。動画をご覧いただければわかりやすいのですが、チェーンを数周回すだけでピッカピカに!!チェーンクリーナーはPEDROSのチェーンピッグを使用。プロメカニック向けですが、当店で注文、購入も可能です。とっても使いやすいですよー!

PEDROSのチェーンピッグ
PEDROSのチェーンピッグはプーリーボルトにフックを引っかけられるのがポイント!この後、下にディグリーザーを入れて、フタを閉めてクランクを回します!
汚れ具合にもよりますが、こうしてガラガラ回していればキレイになっちゃいます!楽で速くキレイになるので、使わない手はないんですよね…。

画像でビフォーアフターがご覧いただけるようになってます!

左のビフォーのチェーンクリーナーを回す前は、チェーン全体に砂がびっしりこびりついているのが確認できます。

右のアフターは先ほどのチェーンクリーナーを回した動画の直後に撮影したもので、泡だらけで見づらいのですが、砂が全くなくなっているのが見て取れます。

洗車前の砂が張り付いていますね!自転車屋なのに…。
洗車前の砂が張り付いていますね!自転車屋なのに…。
ガラガラ回してこの通り!砂が全部落ちてます!
ガラガラ回してこの通り!砂が全部落ちてます!

ディレイラーやクランクは表面に付着した砂やほこりで傷がつかないよう水で軽く洗い流し、皿洗いのこびり付きを浮かす漬け置き時のようにディグリーザーを吹きかけて、ドライブトレイン周りの洗車用ブラシでしっかり汚れを浮かせていきます。

左からチェーンクリーナー、スプレーボトルにボントレガーのディグリーザーを。
左からチェーンクリーナー、スプレーボトルにボントレガーのディグリーザーを。
水で軽く流したら、スプレーをディレイラーやクランクに吹き付け。
水で軽く流したら、スプレーをディレイラーやクランクに吹き付け。
専用のブラシでしっかり汚れを浮かせる。
専用のブラシでしっかり汚れを浮かせる。

前後の変速機、クランク回りなども入念に洗います。普段オーナー様ご自身で洗車していただく場所でも届きづらい部分、特にフロントディレイラーとフレームの手が届かない部分や、リアディレイラー内部まで汚れをかき出していきます。

クランク回りもブラシを使って入念に。左クランクも洗います。
クランク回りもブラシを使って入念に。左クランクも洗います。
フレームのフロントディレイラーの間もしっかり洗います!
フレームのフロントディレイラーの間もしっかり洗います!
普段届かないリアディレイラー内部も専用ブラシなら楽々!
普段届かないリアディレイラー内部も専用ブラシなら楽々!

一通り洗い終えると、下記の画像のようにドライブトレインに付着したり、内部に溜まっていた真っ黒い汚れが大量に浮き出てきます。汚れを水で一気に洗い流してキレイに仕上げます!

ちなみに当店では高圧洗浄機は使用しません。Di2などの電動変速機やE-Bikeといったものですと故障に繋がるだけでなく、強すぎる水圧をベアリングにあててしまうと中のグリスが流れ出してしまったり、付着した砂などが中に侵入して除去が困難になります。そのため水圧も弱めに設定し、ベアリングなどに水が侵入しないよう配慮しながら洗車を行います。

※E-bikeは水洗い非推奨のタイプもございます。その場合は変速周りなどを水洗いし、フレームなど水がかかるのがNGな場所は拭き上げとなります。

汚れを浮かせた状態。ドライブトレインの汚れがよくわかります。
汚れを浮かせた状態。ドライブトレインの汚れがよくわかります。
シャワー設定で水圧はあまり強くせず、汚れを洗い流していきます。
シャワー設定で水圧はあまり強くせず、汚れを洗い流していきます。
ディレイラーの隙間もしっかりと。
ディレイラーの隙間もしっかりと。

そのままフレームを洗い始めたいところですが、いきなりスポンジを使用して洗い出すと付着したほこりや砂で車体表面に傷を作ってしまうので、水で表面の付着物を大まかに洗い流していきます。

流し終えたらフレームを洗っていきます。先ほどドライブトレインで使用したディグリーザーは汚れ落ちがとてもいいのですが、ブレーキパッドの音鳴りの原因になったり、ゴム製品などに攻撃性があるため、攻撃性や害のないバイクウォッシュを使用してタイヤなどのゴム製品、ブレーキ回りもフレームと同時に洗っていきます。

まずは水で洗い流し!
まずは水で洗い流し!
表面の砂やほこりを流したら、バイクウォッシュをかけていきます。
表面の砂やほこりを流したら、バイクウォッシュをかけていきます。
ここでも専用のブラシを使って汚れを浮かせていきます。
ここでも専用のブラシを使って汚れを浮かせていきます。

洗い終えたら、サドルやハンドル周りの上部から徐々に下へ下へ水を使って流していきます。サドルやバーテープも洗い、ブレーキキャリパーやダウンチューブ裏まで洗い残しがないかを確かめながら水で流していきます。特にブレーキキャリパー内部はパッドによるブレーキダストや、走行中の砂などでかなり汚れてしまうので、洗いと流しを丁寧に行っていきます。

サドルやハンドル周りから流し始めます。
サドルやハンドル周りから流し始めます。
上から下へ、重力に沿って流すと汚れが素直に流れていきます。
上から下へ、重力に沿って流すと汚れが素直に流れていきます。
ブレーキキャリパー内部はバイクウォッシュが残らないよう入念に。
ブレーキキャリパー内部はバイクウォッシュが残らないよう入念に。

フレームの洗浄が終わったところで、どれくらいキレイになったか見てみましょう!汚れがこびりついていたダウンチューブ裏はピカピカに、フォーク下もダストで汚れていましたが、キレイになっていますね!リアディレイラーも中に詰まっていた汚れも落ち、ボディもピカピカになっています!

ドロドロだったダウンチューブ裏もキレイに!
ドロドロだったダウンチューブ裏もキレイに!
フォーク下もピカピカ!
フォーク下もピカピカ!
リアディレイラーも内部までキレイになりました!
リアディレイラーも内部までキレイになりました!

最後にホイールです!こちらも水で流し、始めにスプロケットの洗浄に入ります。ドライブトレイン周りなのでディグリーザーを使用して汚れを浮かせますが、スプロケットの隙間は汚れの溜まりやすい場所なので、専用ブラシを使用して隙間の汚れを可能な限りかき出して、洗い流して終了です。

洗車傷防止のため、水で洗い流し。
洗車傷防止のため、水で洗い流し。
ディグリーザーを吹き付けて…。
ディグリーザーを吹き付けて…。
専用ブラシで可能な限り隙間の汚れもキレイに!
専用ブラシで可能な限り隙間の汚れもキレイに!

スプロケットを洗い終えたら、バイクウォッシュでホイール全体とブレーキローターも洗浄。ハブ付近のパーツが密集している部分は洗いづらく、ローター側のハブ部分は特に汚れが目立つので、こちらもブラシを使って汚れを浮かせていきます。

リム側面とタイヤはスポンジを使用。
リム側面とタイヤはスポンジを使用。
リムの頂点、スポークの間はブラシがピッタリ!
リムの頂点、スポークの間はブラシがピッタリ!
ローターとハブの隙間は汚れやすく溜まりやすい部分。
ローターとハブの隙間は汚れやすく溜まりやすい部分。

こちらも洗い流したら、エアブロワーを使用して水分をできる限り吹き飛ばしていきます!水が残ってしまうと錆の原因にもなるので、レバーや各種マウント、フォークとフレームの隙間やドライブトレイン周りの隙間、内部なども丁寧に水分を飛ばしていきます。

Makitaのパワフルなエアブロワーを使用しています!
Makitaのパワフルなエアブロワーを使用しています!
レバーの隙間も水分が残りやすい部分。
レバーの隙間も水分が残りやすい部分。
マウントのジョイント部分も念入りに。
マウントのジョイント部分も念入りに。

ブローが終わったら、店内で各部の注油や艶出しといった仕上げを行ってお返しします。洗車後の車体は各所の油が抜けきっており、非常によくない状態です。

スルーアクスルシャフトにグリスが塗られていないと表面に凹凸ができてしまい、抜けなくなることがあるので表面保護でグリスを塗布します。チェーンオイルの塗布やタイヤの拭き取りも行っていきます。

チェーンオイルにこだわりのある方は、愛用されているオイルをお持ち込みいただければ塗布いたしますので、お気軽にお持ちくださいね!

劣化でスルーアクスルが抜けなくなること、あるんですよ…。
劣化でスルーアクスルが抜けなくなること、あるんですよ…。
定番のワコーズチェーンルブ。
定番のワコーズチェーンルブ。
タイヤはフォーミングマルチクリーナーで。
タイヤはフォーミングマルチクリーナーで。

大事なのが、可動部分への注油です。ラスペネを使って、リアとフロントのディレイラーへ注油。部分によってケミカルを使い分けし、シフターなどはシリコーンルブリカントを使用して注油。各部の注油と潤滑をしっかり行うことで、洗車後も快適な動作ができるようになるので、欠かせない部分です。

ディレイラーの可動部注油はラスペネで。
ディレイラーの可動部注油はラスペネで。
フロントディレイラーにもラスペネ。
フロントディレイラーにもラスペネ。
シフターはシリコーンルブを使用。
シフターはシリコーンルブを使用。

写真撮り忘れましたが、フレーム等各部の艶出しを行い、完了となります!!

では、洗車後のキレイになったエモンダをご覧ください!!画像と動画の両方で撮影しましたがキレイになったのはもちろん、艶感のわかりづらいホワイトでもツヤツヤになった姿をご確認いただけます!!

ということで、洗車メニューを最初から最後まで通しで内容をご紹介しました!

キレイに乗れるのはもちろんですが、快適な動作や各部に異常がないかも確認できる大事な作業です。ご興味を持っていただけましたら、車体をお持ちいただき、洗車して欲しい!とお気軽にお声がけくださいね。

ご依頼お待ちしております!!